眼科|埼玉県川口市、東浦和の動物病院なら、平成動物病院

時間 日・祝
9:00〜12:00
16:00〜20:00
17:00〜19:00
診療受付時間は終了30分前。二次診療(眼科・鍼灸)は電話予約制。

〒333-0864 埼玉県川口市柳根町10-8

  • 電話
  • メニュー

眼科について

小動物眼科研究所併設

外科手術

白内障手術、緑内障手術、角膜移植手術、角膜類皮腫手術、義眼手術など

内科診療

一般的な治療法の他に、再生医療、漢方・鍼灸・オゾン療法・ホモトキシコロジー療法・アーユルヴェーダ療法・胎盤療法などを併用しています。

診療案内

白内障

イメージ画像

白内障とは、目の水晶体とよばれる部分が白濁する疾患です。発症すると視力が低下し、進行すると失明してしまう恐れがあります。
白内障は人間にもかかる病気でありますが、動物にも多く加齢による発症ももちろんありますが、若い個体がかかる例も少なくありません。また、生まれつき患っている事もあれば、外傷や糖尿病などを理由に発症するケースもあります。遺伝を原因とするものも多く、犬であれば犬種によっては発症しやすい好発種も存在します。
なお、類似する症状として、水晶体の老化を原因とする核硬化症というものがあります。これも外見的には目が白く濁っているようになるため、見た目ではほとんど違いがわかりませんが、視力障害を起こすことはなく治療の必要はありません。外見からでは判断がつかないので、症状を発見した際には検査を受けられる事をおすすめします。

緑内障

イメージ画像

緑内障とは、眼球の眼房と呼ばれる領域の内圧(眼圧)が上昇する病気です。これは、眼房内に満ちている眼房水が内部から流出する経路に何らかの原因で塞がれることにより起こります。 一般症状として、以下のことが挙げられます。

  • 眼圧の上昇
  • 上強膜の充血
    白眼の部分が充血して見えます。
  • 眼球の腫大
    ひどくなると牛眼と呼ばれる、牛の眼のような眼球が大きくなった様子が見られる事があります。
  • 角膜浮腫
    角膜の色が白く濁って見える事があります。
  • 失明
    眼圧の上昇が続くと視神経が圧迫され、視野が狭くなったり全く見えない部分が徐々に増えていったりし、最終的に失明にいたる場合もあります。

なお、間違えやすい疾患として、結膜炎、角膜炎、強膜炎、眼球炎などが挙げられます。しかし、これらの疾患では眼圧が高くなることはないので、眼圧計による検査で判別が可能です。

網膜萎縮

イメージ画像

網膜萎縮とは、その名の通り網膜が萎縮して正常に働かなくなる病気です。進行性があり、まず夜や暗い所で目が見えづらくなるという症状が多くあらわれます。暗くなると動きが緩慢になったり、物によくぶつかるようになるなどの行動が見られた場合、発症している恐れがあります。進行すると昼間や明るい所でも視力が低下し、やがて失明してしまいます。
網膜萎縮は視力の低下が徐々に進行し、発症しても見えづらいことに順応していくため、飼い主の方がなかなか気づきにくい事があります。他にも、初期には明所での視力には問題が無い、室内など慣れた場所では普段通り行動できる等の理由で発見が遅れる場合が少なくありません。
症状を発見した際には、早めの眼底検査受診をして、早期発見、早期治療を行うことが大切です。

デスメ膜瘤

イメージ画像

角膜は角膜上皮、ボーマン膜、角膜実質、デスメ膜、角膜内皮の5層からなります。 角膜内皮の内側は眼球の中になります。 角膜に損傷を負った場合、どの深さまで到達しているかが重要になります。
特にデスメ膜まで到達するような深い傷は、放置するとデスメ膜が隆起し、水疱ができることがあります。これを「デスメ膜瘤」といいます。
これを放置していると破裂し、最悪の場合失明してしまいます。 角膜は自然治癒力が弱い器官なので、治療方法としては傷の縫合や結膜からの移植などを行います。

チェリーアイ

イメージ画像

白眼のところにピンク色をしたものがかぶさっている場合があります。
これは「第三眼瞼腺脱出」という病気です。眼瞼とはまぶたのように目を覆う部分のことで、通常上下一つずつの計2つありますが、水平方向に動く瞬膜というものが存在します。 鳥類や両生類などではこの第三検眼が発達して機能することができますが、哺乳類ではほとんど使われることがありません。
その第三眼瞼の裏側には腺があり、その部分に炎症が起こった場合、赤く腫れ上がります。 腫れあがった腺は前眼部に突出し、白眼に覆いかぶさるようにして見えます。これにより結膜炎や流涙などの症状が起きます。 見た目の色と形がさくらんぼに似ていることから「チェリーアイ」と呼ばれるようになりました。
治療方法は、手術により腺を除去するか、元の正常な位置に整復するかになりますが、除去するとドライアイになりやすくなるため、できる限り整復の手術を行います。

角膜類皮腫

イメージ画像

角膜類皮腫とは、一般的な角膜の先天性病変で角膜上に厚みのあるマスができ、そこから長い毛が生えたりする事があります。
主な悪影響として、異物感や弱視、角膜混濁などがあります。 目以外の組織のため成長にあたり毛根ができて発毛する場合があります。 症状のある方の目を細めることが多かったり、常に目をこすっているなどの行動が見受けられます。
治療方法としては、摘出手術になります。少しでも残っていると再発の恐れがあるので完全に除去する必要があります。

症例

白内障

  • 白内障手術前

    手術前白内障で全く見えませんでした。

  • 白内障手術後

    手術後術後経過もよく見えるようになりました。

緑内障

  • 緑内障手術前

    手術前眼圧80、強結膜、充血がひどく視力障害がありました。

  • 緑内障手術中

    手術中

  • 緑内障手術後

    手術後レーザー手術をすることにより視力も回復し、眼圧も正常に戻り強結膜の充血もなくなり、見えるようになりました。

角膜損傷(デスメ膜瘤)

  • 角膜損傷(デスメ膜瘤)手術前

    手術前外傷により角膜がやぶけ他院よりの紹介で来院しました。

  • 角膜損傷(デスメ膜瘤)手術後

    手術後白濁した傷あとは残りましたが、どうにか失明せずにすみました。

角膜類皮腫

  • 角膜類皮腫手術前
  • 角膜類皮腫手術後
ページトップへ